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【不妊治療】多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)発覚から半年で妊娠しました

不妊治療
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こんにちは、しのくろ(@shinokuro_mm)です。

こちらの記事は前回からの続きになっておりますので、もしよろしければ前回の記事もどうぞ。
妊活から3ヶ月で不妊治療に踏み切った理由について述べています。

【不妊治療】20代でしたが妊活3ヶ月で不妊治療に切り替えました
今でこそ息子の育児に明け暮れている私ですが、実は息子を授かるまでは少し時間がかかりました。今回は私の経験した妊活と不妊治療へステップアップした際の経緯を記していきたいと思います。

今回は不妊治療を始めることになった私たちがどういった経緯で妊娠確定するまで至ったかについてのお話です。

幸いにも私は不妊治療に踏み切ってからはそう長い期間を経ずに妊娠することができました。
長期間治療に当たっている方にとっては参考にはならないかと思いますが、まだ病院にかかることを迷っている段階の方たちにはこういった事例もあるんだなと知っていただければ幸いです。

婦人科にて初診の日の流れ

夫婦で不妊治療を始めると決めてから、私は会社と自宅の中間駅にある婦人科にかかることになりました(不妊専門院に行くのをやめた理由は前回の記事にて詳しく書いています)。

緊張しながらの初診の日。
問診票を記入し、基礎体温表も提出します。(基礎体温は3ヶ月以上あるのが好ましいです。)
基礎体温表はアプリでつけていたのですが、それでは先生が見にくいってことで受付の方に紙の体温表をもらい、待ち時間の間にせっせと書き込んでいました。

しのくろ
しのくろ

手書きで3か月分を書き写すのはちょっと大変な作業でした。

(基礎体温表は事前にプリントアウトしておくのが吉です!!)

いざ名前を呼ばれても、この日は尿検査や血液検査など諸々検査していただいて終了しました。
実は検査する前に不安で泣きそうになっていた私でしたが、先生も看護師さんも皆さん温かい言葉をかけてくださってとても勇気づけられたのを覚えています。
検査代は保険適用ではないのでちょっとお高めで、たしか7000円ほどだったかと思います。
1週間後に検査結果を教えてもらうため、次回来院の予約をして帰宅しました。

不妊の原因は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

検査から1週間後、結果を聞くためにまた病院へ。
そこでお医者さんから私が「多嚢胞性卵巣症候群」であることを教えてもらいました。
詳しい症状などは調べていただければわかると思うので、ここでは私の症状と先生から教えていただいたことを簡単に説明する程度にしておきます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS )とは
卵巣に卵はたくさんあるんだけど、定期的に排卵されない。(卵を卵巣の中にため込んでるイメージだそうです)

つまりは排卵障害ということで、これが不妊の原因となっているとのことでした。
「やっぱり自分の体に悪いところがあったのか」、、、と少し落ち込みましたが、先生からは不妊の原因では割合が多い症状であること、排卵ができればちゃんと妊娠できるので心配ないということを教えてもらいました。

芸能人でも矢沢心さんや釈由美子さんが多嚢胞でも妊娠したというお話ですしね!

本格的な治療スタート!…そして退職しました

不妊の原因がわかったところで本格的な治療が始まりました!

多嚢胞の原因の一つには肥満があるので、肥満と診断されるとダイエットから始まるらしいです。

しかし私は肥満ではないとのことで(外見はぽっちゃりな感じありますがBMIでは肥満ではないらしいので)お薬での治療が始まりました。治療の流れは次のような感じです。

①生理を来させる(デュファストンというお薬を飲みます)
②卵を育てる(クロフェミンというお薬というお薬)
③卵の育ち具合を見て仲良しするタイミングをとる

基本的には薬だけの治療でしたが、たまに注射も打ってもらったりしました。

薬は気持ち悪くなるとかの副作用もなく、先生のことも信頼していたので、前向きな気持ちで治療に取り組めていました。

しかし1つストレスを感じることが…
それは仕事を早退しての通院です。

病院は一番遅い夕方の時間で予約していましたが、当時働いていた職場は10時~19時勤務だったのでどんなに急いでも定時後では間に合いません。
しかも多忙な職場だったので定時前に抜けると何かしら周りの人にお願いしなくてはいけない作業があり、お願いする度に心苦しさもありました。
また早退する分はその他の日に遅くまで残って働かないと追いつきません。

上記の治療の流れにある②と③は通院の頻度が上がることもあり(1週間で2回以上とか…)、このままでは仕事と治療の板挟みで心身ともに疲れてしまうと思いました。
こんな精神状態で本当に妊娠できるのかな?といった不安までこみあげてくる始末です。
ため込んでるもの限界になってきたので旦那さんに正直に心の内を話し、泣く泣くの決断にはなりましたが仕事を辞めて治療に専念することを決めました。

自分たちの中では治療が最優先事項であり、後でこうすればよかったというような後悔の種は残したくなかったのです。

ちなみに当時働いていた会社は転職したてだったので、退職したときは勤めて1年も経ってませんでした。

迷惑ばかりかけてしまったし、本当は快くなんて思えないはずなのに優しく声をかけてくださった当時の上司の方々には感謝しかありません。
仕事はハードだったけど日々進歩を感じられるやりがいのある仕事でしたし、新しいことをどんどん吸収するのは楽しかったです。
決して仕事を嫌になって辞めたわけではなかったのですごく悩みましたが、ここで思い切って決断したのは

妊娠にはタイムリミットがあるけど仕事はその気になれば後からでもできる

ということがあったからでした。

病院の先生にも退職した旨を報告したとき、

大変な決断だと思うけど、賢い決断でもあったと思うよ。ストレスと不妊は無関係ではないからね。原因はわかならないけど不妊だった人が仕事を辞めたらわりとすぐ授かるなんでいうのも珍しい話じゃないんだよ

と言ってくださってとても心が楽になったのを覚えています。

ゆとりを持った生活に

イタリア旅行

仕事を辞めたタイミングで、旦那さんと1週間ほどイタリア旅行に行きました!

治療と退職がらみで沈んでいた気持ちも晴れるぐらいとても楽しかったのを覚えています!
「子供が生まれたらもう海外旅行なんて簡単に行けないね」って話を前からしていて、私が退職してすぐに行こうと決めていた旅行でした。
旅行中も薬は飲み続けていましたが、遠い異国の地では日本では味わえないような非日常感が漂っていて治療に対するマイナスな感情は出てきませんでした。
「子どもができない」と暗くなるのではなく、旦那さんと二人だけでいられる時間はあと少しだけだから楽しんでおこう!とポジティブになれたおかげでしょうかね。

実は旅行中に1度生理来ちゃいましたがそこまで落ち込みませんでしたし、旅行に行って本当によかったです。

パート始めました

旅行から帰ってきてからは事務のパートを始めました。

以前勤めていた職場の先輩と連絡を取っていたら事務のパートさんが一人抜けることになりそうだという話をきいて、自分から立候補しました!
一度面接をして(ほぼ形だけですが…)繁忙期以外の勤務時間や日数はほぼ自由にして大丈夫というありがたい条件をいただいたので、病院に行く日は休んだり午後だけ出社したりと体力的にも精神的にも楽な働き方ができました。

ちなみに繁忙期は月末月初ですが残業になる日はほぼなく、残業があっても19時前には帰れてましたので働くことが苦ではなかったです。

タイミング指導3回目でついに…!

婦人科に通い始めてもうすぐ半年になるかなといった頃、生理予定日が近づいてきたのでそわそわしてる自分がいました。
このときは3回目のタイミング指導を受けた後で、自分たちでもしっかりタイミングを合わせられたような気がしていたので期待も膨らんでいたのです。

生理日少し前に出血…!

このとき基礎体温は高温をキープできていましたし、「生理よこないで~」っと祈る気持ちで期待をしていたら…生理予定日より少し早い日に出血が…

がっくりして「また生理終わったら病院行かなきゃなー」って考えていたのですが、なんと出血はその日の1回だけでした。
気になって出血の理由を調べていたら、どうやら妊娠した時に見られる着床出血である可能性が!ここで期待がぐっと大きくなっていきました!

でもまだ妊娠検査薬を使うには時期尚早。

はやる気持ちをぐっと我慢して、生理予定日の約1週間後まで検査薬を我慢しました。

検査薬に陽性反応!

生理予定日からそわそわした1週間を過ごし、とうとう検査薬を使うことに決めました!
これまでも何回か検査薬は試しましたが、今回は期待が大きくとてもドキドキしたのを覚えています。

検査の結果は…陽性!

思わず喜ぶ私に、慎重派でまだ笑顔になれない旦那さん。
どうやら旦那さんはぬか喜びをしたくなかったみたいで、検査薬だけでは心配だから早々に病院に行ってくるように言われました。

確かに妊娠初期って油断できない時期ですからね。
事前に色々調べてたので検査薬が反応しただけでは全然安心できない状況だということは理解していましたが、治療の成果が着実に実を結び始めていると実感することができて私は嬉しかったです。

その日は通院可能な一番近い日付で病院の予約をとり、興奮冷めやらぬまま眠りにつきました。

念願の妊娠確定!

ドキドキしながら診察の日を待ち、妊娠検査薬反応後初となる診察でさっそく尿検査とエコーでの確認でした。

診察の結果…

先生から「うん、胎嚢が確認できるね!おめでとう!でもまだ心拍が確認できないから、また来週にも来てね」と言ってもらいました。

このとき私はとてもうれしくてすぐさまに旦那さんに連絡を入れました!
旦那さんもここでようやくここで少し実感がわいてきたらしく、喜んでくれました!
本当は心拍が確認できていないとまだまだ喜ぶには早い段階だったんですけどね。
とりあえずその日は二人で喜んで、また1週間そわそわドキドキしながら過ごしました。

そして翌週の診察にて、無事に心拍を確認!

先生からは「今日で婦人科は卒業です。紹介状を書くのでこれからは産婦人科に通院してね」と優しい言葉をいただき、紹介状をもらって半年いほど通った婦人科を後にしました。

まとめ:不妊治療を半年で終えて

私の不妊治療は約半年、タイミング指導3回目での短期決戦で終了しました。

一般的に見て多嚢胞性卵巣症候群で不妊治療をしている人の中では短い期間で治療を終えることができたと思います。
私は医者ではないので正確なことは言えませんが、今回私が短い期間で治療を終えることができた理由として1番大きかったのは

ストレスの少ない生活

だと思っています。
私の中で一番の決め手となったのはやはり退職してパートに切り替えたことでしょうか。
(実際、退職した後すぐ後のタイミング指導で妊娠しましたし…)

退職した仕事はやりがいもあって好きだったけど、体力的にも精神的にも負荷は高かったです。
もちろん「好きな仕事を辞める方がストレスになる!」という人もいるので、ストレスを減らす行動については人それぞれ違うと思いますが。

でも一番大事なのはお腹に授かる赤ちゃんのためにも母体となる自分が追い詰められていては良くないということです。
不妊治療では赤ちゃんを授かるために必死になってしまいますが、まずは授かる赤ちゃんのためにも自分の体と心をケアして向き合っていくことが何よりの薬だと思いました。