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痛みに弱い私ですが帝王切開で出産しました②~帝王切開編~

出産
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初めての出産はだれしも痛みの恐怖がつきものですよね。

今回は逆子が治らなかったために予定帝王切開で出産した体験談をお話しします!

前回の逆子を治すために努力した話は前回のこちらからどうぞ~

逆子が治らず帝王切開で出産しました①~痛みに弱い私の体験談~
自他ともに認める痛みに弱い私が帝王切開での出産となりました。今回は逆子を治そうと努力した話と帝王切開に挑む前の気持ちについてお話します。逆子が気になっている方の参考になれば幸いです。

私は自他ともに認める痛みに弱い人間。

帝王切開にすごくビビってました。

手術なんて縁がなく過ごしてきましたし、点滴だって今回(出産)までしたことなかったですからね…

きっと同じような方も多くいらっしゃると思います!

今回は

・手術前の麻酔や術後ってどれだけ痛いの?

・産後すぐ赤ちゃんのお世話はこなしていけるの?

という点について私の体験談をお話しします。

いざ帝王切開!そして息子との対面

ついに帝王切開が決定し、前日から入院することになった私。

手術に備えて赤ちゃんの心拍などを測ったり、点滴を打ったりと、前日からも準備が進みます。

翌日朝9時から手術ということで、夜は緊張してあまり眠れませんでした。

いかんせん初めての手術です。ちなみに点滴もこの日が初めてでした。

(手術当日は絶食ということで夕食はたくさん食べましたね。)

 

当日になり朝9時から手術ということもあって、早くから準備が始まります。

検温や血圧を測る、手術着への着替えなど結構やることがあって朝6時半ぐらいから起きていました。

しのくろ
しのくろ

準備の中で一番つらかったのは浣腸!

お腹激しく下したかんじで痛く、トイレに10分ぐらいこもりました…

まぁ1~2日は歩けないのでしょうがないですが。

そしていざ準備が終わると手術室へ向かいます。

ちなみに旦那さんと実母が手術時間前に来てくれたのですが、2人は病室にて待機です。

(当日まで手術室の前で待っているのかと思い込んでた)

妊婦は病人というわけではないので自分で歩いて手術室へ向かいました。

看護師さんに案内されるがままに手術室へ入り、促されるままに手術台へ上がる私。

まずは麻酔を打ってもらうために、横向きにひざを抱えて丸まるような体勢になります。

お腹の大きな妊婦には結構つらい体勢でした。

しかもその麻酔が痛い!!

背中に何本か注射のようなものを打たれるのですが、とても痛いものがありました!

思わず腰が引ける私に助産師さんが

「腰引かないでね~」

と声をかけてきますが…無理!

なんとか助産師さんが私の体を押さえて固定している間に無事に麻酔を打ち終えました。

 

 

実は麻酔の痛みを和らげるための皮膚に塗る麻酔(麻酔のための麻酔的な)みたいなものがあるらしく、事前にwebなどで調べて助産師さんに聞いていました。

すると…

「●●先生(担当の先生)はとても上手で一気に麻酔うっちゃうことが多いんですよ。

もし痛いの心配だったら希望出せるけど」

と言われ

「一気にすませちゃうならそれで大丈夫です~」

なんて強がってしまった私。

後から思えばこんなことで強がる必要なんて全然なかったですね。

麻酔の痛みが心配な人はぜひ事前に麻酔の手順について相談してみてください!

 

 

麻酔が効いているかどうかは氷のような冷たい物を当てられて、感覚があるかどうかで判断します。

しっかり効いてくるといざ手術本番へ。

自分の顔の前にはカーテンが置かれ、先生たちの準備が整うといざ手術開始。

麻酔のおかげでお腹を切られている痛みはありませんが、お腹のあたりを押されたり引っ張られているような感覚はわかりました。

痛くはないけど思っているより強めに押されたりしましたね…

手術が始まって少し時間が経つと麻酔の効き方によるものか、眩暈と息苦しさが出てきました。

どんな体調の変化でもビビりな私はすぐに隣についててくれる助産師さんに相談。

原因は麻酔の影響で血圧が低くなっているためでした。

すぐに対処してもらい、症状も和らいでいきました。

そしてお腹を押されたりしながら時間が経つと「もう生まれるからね~」と先生の声が!

すると先生の手によって息子がカーテンより上に持ち上げられ、姿が一瞬見えました!

しかし泣き声が聞こえない…心配になる私。

 

するとワンテンポ遅れて元気な泣き声が聞こえてきました!

おめでとうございます!元気な男の子ですよ

と声をかけてもらい、息子の処置をすませた助産師さんが私の顔の近くに息子を連れてきてくれました!

息子の顔を近くで見た瞬間は幸せな感情が溢れてきて涙が出てきたけど、笑顔でちゃんと対面できました。

正直なところ、帝王切開だと自然分娩よりも感動が薄いんじゃと心配していたのですが、そんな心配は不要でした。

産み方なんて全然関係ありません。

息子に会えた瞬間は言い表せないぐらいの感動でした。

「生まれてきてくれてありがとう」って言葉はこんなにも自然に出てくるんだなって実感。

すぐに息子との2ショット写真を助産師さんが1枚撮ってくれて、私はお腹を閉じる処置へ。

息子は助産師さんたちによって保育器に入れられ、病室で待つパパとばあばのもとへ行きました。

私は息子に会えたことでホッとしたので、残りの処置時間は穏やかな気持ちでやり過ごせたと思います。

ちなみに息子は手術開始してから15分でお腹から出てきましたよ。

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帝王切開の術後の痛み(当日)

術後はベッドのまま病室に運ばれました。

息子に会えたことでテンションが上がってる私は旦那さんと実母とおしゃべりしてました。

実は硬膜外麻酔なるものが術後も約3日ほどは細い針のようなもので背中から入れられてます。

そのため麻酔自体ずっと入るようにはなっているのですが、痛みを強く感じる時には1時間に1回だけ麻酔を足せるボタンも持たせてもらってたのです。

痛みにビビり毎時間ボタンを押す私。

1時間経ったかどうか確認するのに何度も時計を見るほどでした。

手術後の痛みはこの硬膜外麻酔のおかげで夜まで強い痛みを感じることはありませんでした。

少し痛みのような違和感を感じることはありましたが、痛みに弱い私も我慢できる程度のものでしたよ。

 

 

しかし当日の夜、思わぬアクシデント。

寝たきりの私は身の回りのお世話を全部助産師さんにしてもらうのですが、夜寝る前に来ていただいたときに麻酔が効きすぎているんじゃないか疑惑が出ました。

産褥パッド(おむつ?)の取り換えや検温、点滴の交換など一通りお世話が完了。

最後に助産師さんが麻酔の効きをチェックしたのです。

具体的には両足を体育座りのように三角に立てられてそれがキープできるかどうか見られていました。

助産師さんによって立てられた足は私の意志ではカバーしきれず、すぐにパタンと倒れてしまうのです。

左足はなんとかキープできたんですが、右足は何度やってもすぐに倒れてしまいました。

結局助産師さんの判断で麻酔が効きすぎていると判断され、麻酔のチューブがクリップで挟まれ止められてしまいました

「痛みが強い場合は痛み止めを持ってくるので、遠慮なく言ってくださいね」

と言って部屋を出ていく助産師さん。

しのくろ
しのくろ
え、麻酔止められた?!本当に大丈夫なの!?

 

案の定、少したってから激痛に見舞われた私

我慢できずにナースコールで痛くて我慢できないことを伝えます。

すると痛み止めの筋肉注射を腕に打ってもらうことに。

筋肉注射って普段痛くて嫌いなんですけど(そもそもあまり経験ない)、この時はお腹の痛みが強すぎてもう痛くもかゆくもなかったです。

注射を打ってすぐに助産師さんは出ていきましたが、しばらくしてもお腹の傷は痛いままでまたもやナースコール。

今度は座薬の痛み止めを入れていただきました。

しかし全然効かないんですよこれが!

お腹の傷の痛みが強すぎて涙やら汗やら出てくる!
(念のためですが私は自他ともに認める痛みに弱い人間です。痛みの感じ方は人それぞれ違います。)

もう一回ナースコールで必死の訴え。

どうやら麻酔が止められてお腹の傷の熱が体に回ったらしく、体温が38度台まで上がってました。

熱いし痛いし眠るどころの騒ぎではなくなった私は必死で麻酔を懇願。

「先生に確認するので待ってください」と言って部屋を出ていく助産師さん。

再び戻ってきたときには麻酔の管のクリップを外してくれました!!

ついでに氷枕も持ってきてくれました!!

そしてようやく痛みが和らいでいき眠りにつくことができたのです。

ただ、前日も緊張で寝不足だったので二日連続で寝不足になってしまった私。

翌日はお見舞いに来てくれた旦那さんや両親に八つ当たりするのでした。笑

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帝王切開の術後の痛み(翌日・翌々日)

帝王切開の翌日は麻酔がまだありましたし、ベッドの上で過ごすだけで動くことがなかったので強い痛みはありませんでした。

(ベッドのリクライニング機能を使って体を起こしたり、食事(流動食)をとったりする程度の動きはしましたが)

しかし翌々日から体を動かさなくてはいけません。

午後からベッドの柵にしがみついて体を起こし、立つところまでやってみたところ…

痛い!

動くとやっぱり傷に響くのか痛かったです。

麻酔も三日目でほぼなくなってました。

痛み止めの座薬をもらいながら歩く練習をして、なんとかトイレに行くことはできたので尿の管は取ってもらえました。

そして部屋の中を歩けるようになったことで、母子同室についての準備も進めてもらうことになるのでした。

ちなみに硬膜外麻酔をとるときは全然痛くなかったです。背中に入れられている管はすっごく細いものらしい。

帝王切開の術後の痛み(4日目以降)

術後4日目は痛み止め(座薬・飲み薬)を使いながら母子同室で息子のお世話がスタート。

ベッドで寝てる時は痛み止めのおかげでさほど痛みは強くないものの、動くとたまにしゃがみ込んでしまうぐらいの痛みが走ります!

そういうときはじーっとうずくまって痛みが引くのをひたすら待ってました。

ちなみにこの日からシャワー解禁でした。

お腹の傷にお湯が当たったら沁みるんじゃないかとビビりながら入ったのですが、お湯は沁みなかったです。

自分のお腹の傷口を見ると、透明なテープのようなもので傷を固定されてる感じ。

昔は縫合だっただろうに外科手術も進化してるんだなぁと実感。

問題なくシャワーを浴びれてさっぱりできました!

私が4日目以降で一番痛い時間をすごしたのは授乳タイムです。

息子は母乳がうまく飲めず、毎回ミルクが必要でした。

3時間置きに息子をのせた新生児用のベッドを押して遠くの授乳室まで歩く。

これがとても辛かったです…

(私の病室が授乳室から一番離れていたせいだとは思います。)

 

寝不足とお腹の痛みで疲労感は募り、同室1日目にしてぐったりしてました。

5日目、6日目も痛み止めを使いながら息子のお世話を続け、日にちが経つにつれて痛みは薄れていきました。

そして1週間たつ頃にはだいぶ痛みがなくなり普通に動けるようにまで回復!

痛み止めもあまり使わなくても過ごせるようになり、ビビらずに歩けるようになった感じ。

私は帝王切開だったので10日間の入院でしたが、退院の日には痛み止めなしで動き回ることができました!

階段だってすいすい上ってましたよ!

 

 

ちなみに今現在、私は息子を産んでから2年経ちましたが、普段の生活で痛みを感じることはありません。

寒い季節や梅雨の時期などに少し傷がひりっとするなと感じることはたまーーにありますけどね。

ただ、息子の動きが活発になっている現在は寝ているお腹にダイブされたり、急にお腹の上に立たれたりと

かなりの衝撃を受ける時があって、そのときはやはり少し痛いときがあります(^-^;

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まとめ:帝王切開の痛み

今回は帝王切開の痛みについて私の体験をお伝えしました!

痛みの感じ方は人それぞれ違うので、記事の内容はあくまで私個人の場合です。

手術後の処置も病院によって違いはあると思います。

私は小さいころから大きなけがや病気もせず、注射が痛いと大人になってからも愚痴るような自他ともに認める痛みに弱い人間でした。

でも痛みに弱い人間でも帝王切開を無事に乗り切れました!

母は強しです!

後から思ってみれば、手術当日の夜に麻酔を止められなかったらそんなに大変な思いはしなかったんじゃないかなとも思いますしね。

まぁ実際は乗り切るどうこうじゃなくて、手術室に入ってしまえば後は時間が色々解決してくれます。

 

それに痛みに弱い人に何も救いがないわけではありません!

●手術前で痛みが心配なとき
強がらずに前もって先生や助産師さんに心ゆくまで相談してください!
出来る限りの配慮はしてくれるはずですよ!
●手術後、痛みが強くて辛いとき
ためらいなくナースコールを押して痛み止めをもらいましょう!
自分の痛みが和らぐまで何度でもナースコールしていいんです!(私がそうでした)

最後にこれから帝王切開を受ける方へのエールを。

ネットでは手術の翌日から動けた人達の体験談も多く見かけますが、あまり周りに惑わされず自分のペースを大事にしてくださいね!

頼れるものは何でも頼っていいんです!

怖いものは怖いし、痛いものは痛いって言っていいんです!

産後はただでさえ大変なので、焦りやストレスは禁物ですよ!

くれぐれも無理のないようにしてくださいね。